08 Hand In Glove
スミスのデビュー・シングルであり、この作品を彼らのベストとする向きも多い最重要曲。また、アルバムの中で『スティル・イル』から続く流れは、まさに感動のハイライトです。『手に手をとろう、何をも怖くない』と歌われる、弱者の抵抗(つまりここではマイノリティたる同性愛者です)。ジョニーという、スミスという共同体を持ち、表現者としての自由を手に入れたモリッシーは、ついに、ここに立ち上がったのです。『ザ・スミスを始めた時、間抜けでいやらしく女々しいスティーヴン・モリッシーは死んだんだ』、後に語られるモリッシーの言葉が頭をよぎります。でも、その儚さたるや酷いものでした。高らかに声を上げて戦った主人公は、実はその無力さをどうしようもなく分かっていたのです。『ハンド・イン・グローヴ』最後の一節は、次の通りです。
『だけど自分の運命はわかってる。たぶん、君には2度と会えないと思う。』
— HAND IN GLOVE *** special issue The Smiths Track Review 01 (via aspirinsnow)
Reblogged from aspirinsnow